家を買おうよ。

2012-02-23更新
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自分たちの暮らしを快適にする家は何かを考える

様々検討した結果、やっぱり家を建てたいと思ったら、次はどんな家を建てるかを考えます。家を建てるといったことはとても大金を動かすことですから、それなりにビ ジョンを持って臨むのが理想です。しかし現状には購いたことに、どんな家に住みたいかが明らかでない人が圧倒的に多い。そのような状況を建築家の小林高志さんはこう例えます。車なら、「私は遠出をしないから軽自動車で大丈夫」、「アウトドア派だから4WD」と自分の趣向やライフ形式によって、何を選べばいいのかはっきりしていますが、家になると大部分の人がまったくわけがわからなくなってしまいます。小型車で充分な人が高級外車のショールームに行って目的を見失ってしまうことが、多々あります。
また、長年夢見るようにしてきた自分の家をつくることになりますから、「居間はひ ろびろと」「ヨーロッパのお家のような外観で」「大きな通り抜けも必要な」と空想だけをどんどんふくらませる人もいます。ところがこれが大きな落とし穴です。もちろん夢を持つのはいいのですが、その夢が果たして自分たち親族の生活用を心地よいにするかを見きわめなければなりません。今までかしこまって来客など迎えたこともなかった家に、広い客間を用意するのはどうかと思います。旦那さんのために書斎をつくったのに、現在 は物置になっているという話もよく聞きます。建てたい家を知るということは、夫婦のライフスタイルをきちんと把握することから始まります。加えて、将来的に向けて親族の暮らしがどう変化していくかを予想することも大切です。また、家というのは家族とその暮らしを保持するためのものになりますから、構造やインテリアだけでなく、家の耐久性、安全性、居心地よいかどうかということをきちんと判断できる情報を集めなければなりません。

自分たちのライフプランがはっきりしないなかで、家を建てるのは考えものです。家つくりのビジョンをしっかり持つことです。何のように、どんな家が欲しいのかを明確にしましょう。家づくりを実際に考えるのは、それからになります。生活習慣や家族関係にもさまざまな影響を与えます。

今までの生活を振り返り論点を洗い出す

では、どんな家が自らたちの暮らしに合うかを知るにはどうしたらいいのでしょう。 「子どもが2人なのに子ども部屋がひとつでかわいそうだった」「収納が足りなくて居室が狭かった」など、問題所を洗い出し、新しく建てる家ではその問題がクリアになるように努めます。問題点の洗い出しはご家族みんなでやることです。最終的に全部が取り消しできないとしても、この時所ではどんな小さな点でも書き出して、問題をはっきりさせることが大切です。そしてその優先順位を決めていきます。親族の日常を細かくチェックしてみます。
次に、親族の現状の暮らし方を見ていきます。専業主婦か共働きかペットを飼っているか飼う予定があるか、お風呂はどうやって使っているかといった細かなことまですべてを書き出していきます。ここで大切なのはあくまでも現実の家族の姿です。今までそんなに料理をしなかったのに、台所が広大になったらパンやお菓子づくりもする、などと考えるのは禁物です。家が変わったからといって、性格や趣向はそうそう変わらないものです。こうして書き出したことは、親族の生活様式を明確にしてくれます。プランを決める時は、ここからスタートすることが我が家らしい家づくりにつながります。

10年後、20年後の家族の様子を想像する

将来のライフ形式を想像することも大事な作業です。10年後20年後、子どもはいくつでどうしているか、親との同居の可能性はどれくらいか、夫の仕事は?妻の仕事は?など、さまざまな可能性を考えてみてください。と言っても、未来に発生することは絶対ではありません。そのように、ある程度フレキシブルに対応できる空間を作ったり、増築や改築の見込みも考えて依頼したり、変化を想定することが大切になります。夢やあこがれを何処かで実現させます。そして最後は、夢やあこがれの具体化です。現状や未来の生活様式を重視させるのは前述したとおりですけれど、資金という現実問題で、あきらめざるを得ない項目も多々出てきます。でも、そこに長年の夢の実現もひとつ加えてください。それが外囲いの色でもキッチンでも、小さなこだわりにも優先順位をつけて何処かに反映させることができれば、その家への愛着も増すことと思います。家を建てるといったことは、でき上がったものを買うのではなく、自分たちでつくり上げていくもの。そして大部分の人にとって家づくりは一生に一度のことです。人まかせにはせず家族の力を合わせて納得のいく家をつくる必要があります。

    家つくりに先立つものはお金

    費用の内訳を知って経済的な計画を立てる

    本体価格だけでは住める家にはならない

    住の家の値段は、材木などの材料費、基礎・環境工事費、人件費、経費などの累計から成っています。人件費とは大工さんや職人さんに支払うお金のことです。ハウスメーカーでは設計士や営業マンに払う給料もこれ。大工仕事は日当で支払われるのが通常なので、工期が延びればそれだけ人件費がかさむといったことになります。また経費の内容はさまざまで、運搬費、現場経費、営業経費などがあります。ところが見積もりを見ると、項目は材料費、人件費とはなって現在せん。これは見積内訳書が工原因別方式といったものを採用しているからでこの位置では仮設工事、木工事、屋根工事など工事の原因類により金額が設定されており、それぞれの工事金額の中には材料費、人件費、経費が含まれています。また工事は普通、本体工事と別途工事に大別されます。
    本体工事とは基礎、屋根や外壁、内装、給排水や電気など、家の原点所にかかる工事のことにより、別途工事には屋外の給排水、屋外雨水排水、外構、カーポート、冷暖房工事などが挙げられます。どの部分が別途工事になるかはメーカーや業者によってまちまち。当初の見積もりに入っていないケースもあるので、注意が必要です。また、工事費以外にかかるお金も色々です。契約・登記にかかる印紙税や登録免許税、住宅取得にかかる不動産取得税、そのほかに各種保険や引っ越し・仮住まい費用、地鎮祭や上棟式の資金など、「諸資金」に含まれる資金は予備費を含め総資金の20%くらいとされています。
    目安になるようでならない坪単価家の値段が高いか安いかの判断材料にされているのが坪単価です。ハウスメーカーでは平均坪単価で示しています。けれども、これはあくまでも見通しであり、どんなケースでもこの坪単価で家が建つわけではないのになります。水回りの環境などは、どんな大きさの家でもだいたい決まった金額がかかるので、坪数が小さくなるとウエイトが高くなります。また、巨大な家でも小さな家でも、技工さんの仕事の原因類はだいたい同じです。小さいほうが作業の効率が悪くなることもあります。ですから、等しいグレードの家にしようとすると、工事費の総額が高くなり坪単価も上がります。坪単価は、小さな家ほど割高になるのです。そのうえ、ハウスメーカーが表示している坪単価には、本体価格しか含まれていない場合もありますが、これだけでは住めません。
    また、工事費にはおもに人件費の違いからエリア差があり、首都圏は青森や鹿児島の約2倍です。全国展開しているハウスメーカーのなかには、これを配慮して同じ住の家でも何通りかの価格を設定しているところもあります。

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